【要注意!】100万円の差が出る退職理由

仕事辞める時

こんにちは、りっくです。

今回はブラックな環境が嫌になって会社辞めたい人に「ちょっとまった!」な話です。
これを読んでおけば、退職後にお金に関する悩みが大きく改善されて、ステップアップのための勉強等に集中することができるようになります。

結論から言います。ハローワークに失業保険を申請する際、ブラックが嫌で辞めたなら「自己都合」で申請してはいけない。必ず「会社都合」で申請すべし!

会社から渡された離職票に「自己都合」とあっても

退職までの6ヵ月の中で
45時間を超える残業が3ヵ月連続
1ヵ月の残業時間が100時間超えている
2~6ヵ月の平均残業時間が80時間を超えている
以上の条件に該当する場合、理由の変更が認められる可能性があります。

僕が会社を辞めた理由はいくつかあるのですが、そのうちの一つが「拘束時間が長く残業代もつけづらい企業風土」でした。この「つけづらい」っていうのが曲者で、表向きは昨今のコンプライアンスの流れもあって「ちゃんとつけましょう」っていう話なんですが、社内で「どこどこの誰々が残業何時間もつけやがった」みたいな間接的な圧力が非常に強い。残業が多い人には、フォローという名の「いやがらせ」が待ってる。みたいな感じでした。まあ、どこの会社も多かれ少なかれあるんでしょうか。

で、この会社を辞めたあと、転職してすぐに就職という流れの方は、あまり関係ない話ですが、すぐに就職以外の選択肢を取る人には「失業保険」という手続きがあります。

辞めた後に一度クールダウンしたいとか、資格取得したいとか、起業したいとか、それぞれの事情はあると思います。僕の場合は、資格取得を目指しながら、その資格を生かした仕事がしたいと思っていました。そして色々調べていると、「失業保険」は申請に至った経緯や退職理由によって額や期間に大きく差が出ることに驚きました。

僕の場合辞める5か月前ぐらいに、このことに気づいたので良かったですが、もし気づいていなかったら、失業保険として受け取れる金額が100万円ぐらい違いがあったかと思います。人によっては、もっとあるかもしれません。ただ、条件とか手続きが結構複雑で分かりづらいんですよね。しかも、辞める前の準備が重要なのに辞める前はブラックな環境の真っ只中なので調べる時間も限られているという(涙)

そこで、失業保険をきちんと受け取れるために重要なポイントを紹介したいと思います。

まず一つ目は、失業保険を申請するときには、ハローワークに行って離職票等の書類を提出することになるのですが、この時に「離職理由が会社都合であることをきちんと伝えることが大事です。

自分が退職したことを証明する書類として「離職票」を提出することになるのですが、おそらく離職理由のところが「自己都合」になっていると思います。ふつう会社を辞める時に「この会社はブラックなので辞めます。これは、自分の都合ではなく会社のせいなので、会社都合でお願いします。」なんていう辞め方をする強者は中々いないんじゃないでしょうか。なるべく穏便に退職に至ったのであれば、理由は「自己都合」と書かれています。これは、会社側も世間体や役所への面目があるので基本「自己都合」としか書かないと聞いたことがありますが、失業保険を申請する側としてはそのままにしておけません。給付額に雲泥の差があるからです。

ただ、ハローワークの窓口に行って書類を提出しに行っても、たぶんこの辺りのことは説明してもらえません。失業保険=給付が受け取れる=悪いことを考える人間が現れやすいっていうのと関係しているかもしれません。いずれにせよ、そのままにしておくと「自己都合」として話が進んで受け取れる額が激減します。

退職後にも当然ですが生活費はかかります。そのほかに、税金等の支払いが最初の一年は前年度の所得をもとに計算されるため重くのしかかります。お金の心配があると、資格の勉強や転職のための準備もおちおちしてられなくなります。実際に「自己都合」で退職に至ったのであればしょうがない部分もありますが、会社の環境が理由なのであれば、きちんと主張しましょう。

次に、「会社都合であることを証明するものを提出する」です。
「本当は会社都合なんです。」と主張するだけでは、本当かどうか確認できません。証明できるものが必要になります。ここは、事前の準備が必要なところだと思います。
具体的には

給与明細
タイムカード
勤務シフト

などが該当します。ここについては、これをしておけば確実という基準はなさそうです。各ハローワークの内部的には、あるのかもしれませんが、悪用防止の意味もあってか外からはわかりません。ただ、ハローワークの判断次第ということなので上記のような書類が足りなくても受け付けていただける可能性はあると思います。

ここで一点注意ポイントです。こういった勤務状況を証明するような書類っていうのは退職の日が近づくにつれて、取得するのが難しくなる傾向があるので、なるべく早い段階で準備にかかれたほうが良いかと思います。

ちなみに、僕の場合は「3か月分の給与明細(残業時間が45時間以上連続)」「対応するタイムカード」を提出したところ、スムーズに話が進みました。調べるのにメチャ時間がかかった割に(いや、だからこそでしょうか)あっさりと、受け付けていただきました。

ちなみに、会社都合で受け付けてもらったことで、元職場から連絡が来るというようなこともなくデメリットを感じるようなことは、何も起きませんでした。

退職後も生活費、税金、保険料など出費はどうしても発生します。僕の場合、お金の心配が無くなることで、次のステップアップに集中できるようになったことが、一番ありがたかったです。

いかがでしたでしょうか。今回紹介した以外にも、パワハラ、セクハラ、職場環境の変化などで、退職せざるを得なくなった人には退職理由の変更が認めらるケースがあります。せっかく、新しい一歩を踏み出すのですから利用できる制度はしっかり利用して、安心して取り組めるようにしていきましょう。

質問などありましたら、お問い合わせください。

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